外来化学療法センター
外来化学療法センターについて
金沢大学附属病院では平成18年5月に外来化学療法センターが開設されました。
悪性腫瘍に対する化学療法の場は病棟から外来へ、各診療科外来処置室から外来化学療法センターへと順調に移りつつあります。開設当初は10床であったが、19床へ増床しました。
外来化学療法をより安全・確実・安楽に受けていただくためには、メディカルスタッフそれぞれが専門性を発揮し、より良い連携で治療を行っていかなければなりません。その取り組みとして、
- 優先的に採血結果が出るシステムを構築
- 医師は各診療科から当番制で常駐
- 薬剤師によるレジメンの登録・管理と、患者教育支援
- 看護師は「ちりょう日記」を活用した患者の状態の適切な観察と患者個人に合ったセルフケア支援を行っています。
外来化学療法センターの概要
- ベッド数
- 19床(電動ベッド4床 リクライニングシート15床)
- 看護師
- 5名(専任3名)
- 薬剤師
- 4名
- 医 師
- 1名/日(当番医:午前、午後で交代) 各診療科持ち回りで担当
- 化学療法
実施件数
- 15~25件/日
350件/月
外来化学療法センターの設備
- 全席DVD付きTVとナースコール完備
- 電動ベッドには全床ソフトナースを使用している
- 共有のロッカー・アルカリイオン水
- 点滴ブース
- 薬剤混合調剤室
外来化学療法センター開設までの経緯
- H17年11月
- 医師6名、薬剤師1名、副看護部長1名事務職員4名によるワーキンググループを設置
- H18年2月
- 外来化学療法室の設置を決定
- H18年5月
- 外来化学療法室運営委員会を設置
外来化学療法室の運用開始 (5/1~試験稼動、5/15~本格稼動)
- H21年5月
- 新外来診療棟移転